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2011年7月1日金曜日

スワップしづらいようにRMANバックアップをする

担当案件では、RMAN→tar→圧縮→2GBファイル分割という手順でバックアップファイルを作成していました。
ですが、tarと圧縮にてOSのファイルキャッシュを大量に消費するため、スワップの発生が問題になっていました。

というのは、DBサーバのメモリのほとんどをSGAおよびOracleプロセスに割り当てていたためです。
ファイル操作用のOSファイルキャッシュが不足してスワップ→さらに負荷上昇という悪循環でした。

そこで、OSファイルキャッシュが効かないように、RAWデバイス側で圧縮およびファイル分割まですることにしました。
ファイル分割が終わるまでの時間は長くなりましたが、スワップは発生しなくなりました。

ここでは、バックアップセットを圧縮し、バックアップピースの最大サイズを2GBに制限する設定をします。
分割ファイル名が重複しないよう、formatでピース番号を指定するよう注意してください。
CONFIGURE DEFAULT DEVICE TYPE TO DISK;
CONFIGURE DEVICE TYPE DISK BACKUP TYPE TO COMPRESSED BACKUPSET;
CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE DISK MAXPIECESIZE 2G;

backup database format
  '${BKUPDIR}/%d_database_full_%T_%s_%p.bkp'
  tag = 'full_database_backup';

出力したファイルは次のようになります。
-rw-r--r-- 1 backup backup 2.0G  6月 27 07:27 201106/s01db3/S01_database_full_20110627_4730_1.bkp
-rw-r--r-- 1 backup backup 2.0G  6月 27 07:33 201106/s01db3/S01_database_full_20110627_4730_2.bkp
-rw-r--r-- 1 backup backup 2.0G  6月 27 07:40 201106/s01db3/S01_database_full_20110627_4730_3.bkp
-rw-r--r-- 1 backup backup 139M  6月 27 07:41 201106/s01db3/S01_database_full_20110627_4730_4.bkp
-rw-r--r-- 1 backup backup 2.0G  6月 27 07:47 201106/s01db3/S01_database_full_20110627_4731_1.bkp
-rw-r--r-- 1 backup backup 2.0G  6月 27 07:52 201106/s01db3/S01_database_full_20110627_4731_2.bkp
-rw-r--r-- 1 backup backup 2.0G  6月 27 07:58 201106/s01db3/S01_database_full_20110627_4731_3.bkp
-rw-r--r-- 1 backup backup 470M  6月 27 08:01 201106/s01db3/S01_database_full_20110627_4731_4.bkp
-rw-r--r-- 1 backup backup 1.4M  6月 27 08:01 201106/s01db3/S01_database_full_20110627_4732_1.bkp

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